受入企業情報

業界屈指のビジネス・プロフェッショナルと新しい水産マーケットを切り拓け!~「NEW CONCEPT "KAKI(牡蠣)" STORE」の新規立ち上げメンバー募集!~
株式会社魚壱(うおいち)
2015/05/11 更新
全国各地の「今」最も美味い牡蠣をTOKYOのみなさまへ。コンセプト設計から、出店計画、店舗運営まで全てを担う仕事
未開のマーケットを拓く新店舗立ち上げインターン――。豊富な栄養素を含むことやその美味しさから「奇跡の食材」、「海のミルク」と言われる牡蠣。実は全国各地を見渡すと20種類以上の牡蠣が四季折々に生産されています。全国各地の「今」もっとも美味い牡蠣を、生産者と消費者の両者に最も喜んで頂ける方法で提供するには?そのコンセプト設計から店舗出店を計画し、晴れて出店となったら店舗運営までを担って頂きます。不動産専門のファンドマネージャーや大手広告会社、コンサルティングファーム出身の敏腕ビジネス・プロフェッショナルが集うチームと共に、新しいコンセプトで新しい水産マーケットの開拓に挑むインターン生を募集!

募集要項

●敏腕ビジネス・プロフェッショナルと共に創るNEW CONCEPTで、「今」もっとも美味い牡蠣をTOKYOのみなさまへ

 広島県の牡蠣はシェル(殻)のくぼみが深く、時間をかけてじっくり育つため肉厚でジューシー。宮城県の牡蠣は小ぶりだが大きなシェルでその身を守り、比較的早く育つため甘味がぎゅっとつまっている ――

 実は、全国の産地や各地の漁師さんによって、さまざまな牡蠣の生産へのこだわりやストーリーがあります。もちろん、様々な物語を持つ各地の牡蠣は、産地ごと、四季折々に、その美味しさも様々で、私たちを楽しませてくれる可能性を秘めています。しかしこれらの物語は、現状の流通の仕組みでは残念ながら私たちにはほとんど届きません。実は、現在流通している牡蠣の多くは、便宜上、シェルをはぎ取られた「むき身」の状態での流通が主流となっており、加工工程で各産地や各漁師さんたちの牡蠣が一つの桶で混ざり、私たちが食べる頃には、どこの浜の漁師さんが生産したものかも分からないまま私たちの食卓に並んでいるという実態があるのです。

 そこで魚壱(うおいち)は、この現状を打開するべく立ち上がりました。「牡蠣をむき身にするのではなく、産地が明確になるフルシェル(殻がついたまま)の牡蠣を食べてもらうことで、季節ごとに"旬"を持つ牡蠣の美味しさや、産地ごとに築かれるストーリーを、消費者に伝えることができたら、これまでに味わったことのない"真に美味い牡蠣"を楽しんでもらえるはず。」と語るのは魚壱の代表、山下大輔さん。山下さんはこれまで、上記のような牡蠣の流通の現状に問題意識を持ち、志をともにした仲間とともに全国の漁師さんたちと直接会話をし、各地のストーリーを伝えるべく、東京・横浜を中心に、商店街でマルシェを開催し、また各イベントにてフルシェル牡蠣をお客さんに振舞ってきました。イベントを訪れたお客さんが山下さんたちのフルシェルの牡蠣をほおばってから、一瞬の間をおいてこぼれる「笑み」と「うなずき」と「美味い!」の一言には、魚壱のメンバーのみにとどまらず、生産者である漁師さんたちのよりいっそうの喜びを築いてきました。それまではありえなかった、「○○さんの牡蠣が一番美味い!」という消費者の声が直接生産者にとどくようになり、そればかりでなく、産地ごとに「美味さ」と「ストーリー」を伝える売り方は、牡蠣の付加価値となり、これまで一色たんに売られてきた牡蠣よりも高く売れたのです。まさに、産地ごとの特色が消費者に伝わりファンが形成された「ブランド牡蠣」の誕生の瞬間でした。

 このように、生産者と消費者を直接つなごうとする試みは近年増えてきていますが、その広がりはまだまだ限られています。特にフルシェル牡蠣の場合は、流通構造を新しく築かなければならず、現状のままでは、どこで獲れた牡蠣が、どこの飲食店・小売店に卸され、どのように調理されているのかを、消費者が知りうる機会は限られており、本来付加価値であるはずの「産地情報」や「生産者のこだわり・生産ストーリー」は消費者にはたどり着くことは稀です。

 今回は、インターン生の皆さんと立ち上げる新店舗を通じて、水産業の常識を大きく覆し、上記のような新しい水産マーケットを開拓することに挑みたいと思っています。挑戦を共にする中核メンバーは、20代・30代が中心で、水産業の各現場を自らの足で回り、漁師や消費者の方々と濃密なコミュニケーションを交わすことを通じて抜群な現場感を養っているばかりでなく、自らの起業経験やコンサルティングファームでの実績を背景に「事業づくり」を極めてきたメンバーや、世界を舞台にビジネスを展開しトップセールスの地位を築いてきた「仕事づくり」を極めるメンバーなど、業界屈指の敏腕ビジネス・プロフェッショナルが少数精鋭で揃っており、成長意欲の高い方にはうってつけのビジネス環境が整っています。また、そのメンバーと共に業務に邁進する元インターン(現社員)、現インターン生との協業は、皆さんが将来のキャリアを考える上で貴重なインプットとなると思います。ほぼ全てのことがまったくのゼロからの船出となりますが、消費者がもっと様々な産地の牡蠣を身近に感じられるような「NEW CONCEPT」を打ち上げ、「今」もっとも美味しい全国各地の牡蠣をTOKYOにいながら思い切り堪能できる仕組みを築くことで、次の未来の水産業・食文化の歴史を共に創造していきましょう!

▲生産者のこだわりとストーリーを一緒に届けるための試食会。魚壱のメンバーはひとつひとつのフルシェル牡蠣のバックグラウンドを熟知し、自らの味覚でその「価値」を確かめる。

▲業界を知り尽くす「現場感」と抜群の「ビジネスセンス」を兼ね備えたプロフェッショナルによる戦略はリアリティがありハイパフォーマンスに直結する。

期待する成果 業界に一石を投じる「NEW CONCEPT」を築き、新しいお店を立ち上げることを通じて、「今」もっとも美味い牡蠣をTOKYOのみなさまへお届けすること。
仕事内容

新店舗立ち上げのための企画立案および事業開発に関わる仕事全般

●STEP1
新店舗立ち上げを成功させるには、魚壱の事業内容をよく理解していることが欠かせません。そこではじめは各種イベントでのフルシェル牡蠣を販売する企画・運営・販売を通じて、売上拡大に貢献するとともに、都内の消費者ニーズの把握、水産物の流通構造や扱う商品の背景にある想い、今回の新店舗立ち上げの背景や意義、会社全体の事業戦略などについて理解を深めていただきます。
ここで築きあげた基礎が、後の新店舗立ち上げや新店舗運営を進める際に、活きてきます。また、デスクリサーチなど、これと並行してできる新店舗立ち上げ準備も進めていきます。

●STEP2
準備期間を終えたら、いよいよ新店舗立ち上げの具体的な業務がはじまります。他社のオイスターバーや牡蠣小屋の店舗を一軒一軒見て回りながら「うまくいっている店舗」と「うまくいってない店舗」を研究したり、見込み客へのヒアリングを行ったり、よりお客さんが来てくれそうな物件探しやお店の内装・外装を考案するなど、都心においてどのようなニーズがあり、どのように商品を提供するのがベストかを吟味します。仮説をもとに、イベントへ期間限定出店するなどで仮説検証をするなども必要です。より確からしい仮説検証ができたら、店舗運営の中核スタッフを採用し、店舗のオープン前のスタッフ教育も必要になるかもしれません。このように、「どんなお店を消費者は求めているか?」を考え抜き、出店コンセプトや出店計画を練り、実際に店舗運営をすることをありありとイメージしながらPDCAを回していきます。

●STEP3
こうしてトライ&エラーを繰り返しながら仮説・検証を経て見出された「筋の良い確からしい戦略」が固まれば、いよいよ新店舗立ち上げに向けて動きます。新店舗を出店するための申請方法や法律に沿っているかなどを正しくチェックするのも大切な仕事の一つです。また、実際に店舗運営がはじまると、スタッフも動かさなければなりません。諸々のガイドラインやインフラ整備は万全でしょうか。そうした課題を一つ一つクリアできたら、晴れて新店舗オープンとなります。店舗スタート後、全く売れない商品もあれば、飛ぶように売れる商品もあるでしょう。売れ行きやお客さんの反応を見ながら、商品のレパートリーやマーケティング戦略を試行錯誤し、その感覚を磨いて行きます。2店舗目の可能性や、全国、アジアへの展開の可能性が見えてくるように、持続的に収益が確保できるまで事業を軌道に乗せることです。半年間でここまで行けたら、新規ビジネス立ち上げの立派な起業家であり、ビジネスリーダーです!

これら、STEP1~STEP3のプロセスにおいては、魚壱のメンバーも「正しい答え」を持っている訳ではありません。自らが事業主として、試行錯誤を繰り返し、日本の水産業の未来を切り拓けるような仕掛けにしていきましょう!

得られる経験 1.水産業の業界構造の理解が現場感が伴って進むとともに、いま、何が業界の課題かを把握し、未来の水産業のあり方や魚文化、ひいては「食文化の未来」について、深く考える経験。
2.店舗経営や店舗出店をまったくゼロから実践を通じて学べる経験
3. 2014年7月創業のベンチャー企業である魚壱で、かつ、敏腕ビジネスプロフェッショナルと働く仕事環境のため、将来、起業やゼロから仕事や事業を創り出すための「成功体験」や「失敗体験」を自らのセンスで体感できる貴重な経験。
対象となる人 1.日本の飲食業界、さらには、水産業に関心があり、その変革に貢献したいという想いのあるひと
2.自ら仮説を立てて動くことができ、また、計画通りに物事が進まなくても粘り強く楽しみながらトライ&エラーや試行錯誤をして前に進める人。(ゼロ→1の新規事業なので今日決まったことが明日は180度変わっていることも多いのですが、変える時には関係者の合意を作りながら進めるようにしていける気配りが出来ることが必要です)
3.将来、自分の店舗経営や店舗出店を志している人
事前課題 担当コーディネーターにお問い合わせください。
期間 6か月以上
勤務条件 学期中:平日・土日祝 週3日以上
休暇中:平日・土日祝 週5日フルタイム
※課外活動などによる時間調整可能
※条件に合わない場合は応相談
勤務地 飯田橋・築地・その他都内
活動支援金 あり

受入団体紹介

水産業の変革を漁師・加工事業者・店舗をつないで実現

我々魚壱は、牡蠣の取扱い(水産事業)を軸として、漁師から飲食店、さらには最終消費者までの食に関わる全ての関係者にとって最適な流通の構築を目指しています。
弊社の取組みでは消費者起点で生産者・加工事業者・飲食店・小売店とを営業や流通、システムにより連携させることで、商品へのロイヤリティを高め、一方通行ではなく双方向性を持つことを目指しています。こういったコミュニケーションを通じた改善を地道に積み上げていくことこそが、真の地域のブランド力を作る重要な要素の一つと考えています。
我々は震災後からの復興もままならず、未だその道筋が見えていないとはいえ、水産業で日本屈指の漁港・加工拠点を構えている三陸を中心に牡蠣の生産・加工・出荷をしておりますが、日本の牡蠣、そして牡蠣の生産地は先進的にその発信基地を目指すことのできるポテンシャルがあると考えております。
上記を実現するために、我々は出身地でもある宮城を中心に、日本全国の漁業/牡蠣生産者と水産関連会社の経営者と連携して、各産地の世界に誇る水産資源を日本全国、そして世界に発信していっています。

株式会社魚壱(うおいち)
■事業内容:
産地/築地から調達した生鮮・海鮮食品の販売/各種イベントの企画/運営
■設立:2014/7/10
■代表者:山下大輔
■従業員数:非公開
■資本金:8百万円
■売上高:非公開
■HP:https://www.facebook.com/uo1.japan?fref=ts

経営者・スタッフ・インターン生からのメッセージ

ビジネスプロフェッショナルの元で日本の牡蠣を、世界の牡蠣にしていこう!

自分が魚壱として成し遂げたいことは水産業・牡蠣流通に革命を起こし、関係者のQOLを高め、日本はもちろん世界に日本の素晴らしい牡蠣を届けていくということです。

かつて日本は、世界一の水産大国でした。

日本の「食」にとって、水産業が欠かせないことは、今も変わりはありませんが、60年前に100万人いた漁業者は20万人に減少、魚価の低迷や燃料代の高騰で漁師の平均的な年収は300万円を下回り、全体的な漁獲高も乱獲・養殖業の成長などが原因で大幅に落ち込んでいます。

2011年3月に起きた東日本大震災は、衰退を続けていた三陸の水産業に、さらに追い討ちを掛けることになりました。このような衰退の前提にあるのは、「漁師(生産者)→加工事業者→荷受け→仲買→荷受け→仲買→飲食店→最終消費者(又は小売り→最終消費者)」という、水産業特有の中間事業者が多い複雑な流通構造によって、漁師や加工事業者に、十分な利益配分ができないことにあります。

最近では、このような流通構造を生産者からダイレクトというシンプルなものに変え、生産者の利益を最大化させる「6次産業化」(漁業が1次産業にとどまるのではなく、2次産業[加工や食品製造]や3次産業[卸・小売・情報サービスや観光など]にまで手掛け、新たな価値を創造しようという取り組み)の推進に注目が集まっていますが、単一事業者が全てを担う場合はその負担が大きく、拡大が難しいことが課題とされています。

1次・2次・3次産業の事業者が戦略的に手を組んで6次産業化を行うモデルもありますが、その輪の中に入れなかった事業者が衰退し格差が拡大するなど、弊害も指摘されています。せっかく地域ブランドを育てたとしても、地域特性に依存して波及効果が得られないという難しさもあります。

魚壱は特定地域・特定事業者ではなく、どの生産者・加工事業者・飲食・小売店・消費者に対してもオープンな販路・流通チャネル・情報チャネルの創造を通して、そのような現状に対する課題解決型の企業となることを目指しています!

そのような目標を持つ中で、優秀な人財は必要不可欠ですが水産業には中々優秀な人財が集まりにくいという産業的な要素も数多く見受けられます。(勤務時間/形態、教育体制、社内環境、現場環境など)

我々が求める人財は、複雑な流通・業界慣習・閉鎖性などによって作られた参入障壁に含有される良し悪しを理解した上で、それらを客観的に見つめ「何かおかしい」と感じ、改善策を導き・実行していくんだ!という想いを持った人です。

このような環境で限界を突破していく・パイオニアになる楽しみ/苦しみを共有して全員が成長していければと思っています。

お会いできるのを楽しみにしておりますので、ぜひ宜しくお願い致します。

代表取締役社長 /  山下大輔
出身地は大分県大分市。高校時代には空手で大分県で優勝という成績を残し、文学はもちろん武道にも日々邁進。大学は、埼玉大学経済学部経営学科に進学し、在学中から県内のみならず都内の各種学生活動に顔を出し精力的に活動を行う。
新卒で、株式会社エリアクエストに入社し2年3ヶ月法人向けの飲食店賃貸業に従事。日々300件以上の営業(電話・訪問)を実践しながら、各種業者とのコミュニケーションも密にすることで新卒2年目ながら年間新規受注で異例のトップ成績を収め、年間売上高5位(敢闘賞)に表彰される。その実績を買われ、当時事業を急速に伸ばしていたアーバンコーポレーションの役員から直接声を掛けられ引き抜かれる。同社においては、アセットマネジメントの業務に従事し、弁護士・会計士・税理士といった専門家をまとめながら、数十億という物件の売買から価値創造までをこなす。
転機となったのは、同社の破たんではあるが、同社に所属中からボランティアとして関わっていた、友人が経営する鮮魚流通業の会社のビジネスモデルに感銘を受ける。その中でも牡蠣という世界的に唯一海産物で生食文化が浸透している商材にフォーカスし、日本発で世界を目指そうと一念発起。これまでの知識・営業経験・マネジメント経験・飲食業界ネットワークを活かして牡蠣専業の水産会社を2014年7月に起業し今に至る。

■スタッフ/インターンの一言

インターンから社員で、新卒2年目です!
社員/ 門傳 章子
私は大学のインターンシップから継続して事業に関わり入社しました。魚壱では築地の業務の現場責任者を任され、新しいことに挑戦しながらお客様に安定して商品をお届け出来るように頑張っています!仕事は覚えることばかりですが、「インターンから社員」というキャリアを皆さんとも共有していけたらと思います

先輩から学ぶことばかり!短期間での成長を実感してます
インターン生/ 新宮 悠太
大学3年生から初めて、もう1年半ほどの自分が産地の漁師のため!という想いだけで始めましたが、日々関わる中で社会人として価値あるスキルを先輩方から学ばせて頂くことが出来るのが新しいやりがいにもなっています。皆さんと一緒に成長していけたらと思うので、ぜひ宜しくお願いします!

食に関わる仕事の中でも水産業は本当に楽しい!!!
インターン生/ 小塚 大洋
水産業といっても正直最初は何もわかりませんでした。ただ、皆と一緒に事業を考えていく中で自然と自分が魚壱に大きく関わるようになってきました。インターンを初めて3年目、来年は大学最後の年となるので、飲食店OPENという一つの形を皆さんと作れたらと思います!

ETIC.の担当スタッフから一言

食や水産のテーマが好きな方、既存の業界構造を覆し新しい食のマーケットを開拓していきたいという方、将来起業をしたいと思っている方には奇跡的なイチオシ募集案件です。あなたの挑戦をお待ちしています!

本プログラムへの参加に関心がある方は、まずはインターンシップ活用セミナーにご参加ください。

(過去にインターンシップ活用セミナーに参加したことが
ある方は個別キャリアコーチングにご参加ください。)

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