受入企業情報

日本の農業の大変革期を牽引し、農業界の次の100年を築く仲間、求む
アグリホールディングス株式会社
2015/05/11 更新
ミッションは「企業ファームの立ち上げサポート」×「農業参入の新しいニーズ・市場の開拓」で新時代を切り拓くこと
農業従事者の高齢化で「業界が消滅する」という危機が目前に迫っている日本の農業。政府の規制緩和でローソンやJRといった民間企業が相次いで農業参入するなど、その市場環境はこの数年で大きく変化しており、日本の農業は今、「100年に1度の大変革期」を迎えています。今回は、その大変革期をともに牽引し、農業界の新時代を切り拓く仲間を募集します!

募集要項

●100年に1度の大変革期。農業を日本の成長産業へ。

 農家の高齢化や耕作放棄地の拡大といった問題に直面している日本の農業。農業従事者の平均年齢が60代半ばを超え、仕組みを変えて若い人たちの参入を促さなければ「日本の農業が消滅する」という危機が目前に迫っており、これに加えて、TPP交渉が進展する中で「農業のグローバル競争力の強化」が喫緊の課題となっています。
 そんな中、政府としても規制緩和を進め、2009年の農地法改正で企業が農地を借りられるようになったことから、ワタミやイオン、ローソンといった外食企業・流通企業を中心に、JRや九電工といった一見「食」とは関連性のない民間企業まで「農業参入」が相次ぎ、2004年の71社に対して2012年には763社が農業参入を果たすという、その市場規模はたった数年で10倍以上となっています。今年に入ってからは、JA全中の改革が決まったことから、ついに、JA全中を頂点とする「農協制度」が大きく変わり、今後さらに多くの民間企業の農業への参入が見込まれるという展開にあります。日本の農業は今、「100年に1度の大変革期」を迎えているのです。


●「企業ファームの立ち上げサポート」×「農業参入の新しいニーズ・市場の開拓」で、日本の大変革期を真に牽引し、農業界の次の100年を築くスタートアップ

 まさにこの100年に1度の大変革を牽引するスタートアップこそが、今回ご紹介するアグリホールディングス株式会社です。実は、年々農業参入が増えている一方で、多くの企業が農業事業の経営に苦戦しており、そのうち、2割~3割の会社が農業から撤退してしまっているという実態があります。「本業との両立の難しさ」・「農業経験・ノウハウ不足」など原因はいくつかありますが、新しく農業をはじめようとする企業にとっては、自社内に農業経験者や農業に詳しいスタッフがいないなかで、農業をきちんと事業の軌道に乗せる一連のプロセスづくりは非常に大きなネックとなっているのです。
 そこで同社では、生産エリアの選定から、農地の確保、品目・種子の選定、生産計画・販売計画まで、企業が新しく農業参入する際に必要な「生産から出口までのバリューチェン構築」をワンストップで担うことで「企業ファームの立ち上げの加速」を目指しています。
 また、単に企業ファームの立ち上がりを加速するだけでなく、「農業参入」の新しいニーズ・新しい市場を掘り起こし、日本の農業を成長産業へと押し上げるのも同社の大きなミッションです。企業が農業に参入する目的は「新しい経営の柱づくり」のためだけではありません。自社商品との掛け算でブランド強化を狙った参入、福利厚生として従業員の健康増進のため園芸セラピー効果を狙った参入など、「農業に参入すること」のニーズを様々な民間企業から引き出し、企業×農業をテーマにした新しいコンテンツの提案などを積極的に仕掛けています。
 この「企業ファームの立ち上げサポート」と「企業参入の市場開拓」の両輪で、まさに日本の大変革期を真に牽引し、農業界の次の100年を築こうとしてるイノベーターこそ、アグリホールディングス社なのです。

 
●仕掛け人は学生時代から10社以上のベンチャーに投資・事業構築を行い、31歳にして4社目の起業・経営を担うスーパーシリアルアントレプレナー

 アグリホールディングス社を率いるのは31歳にして4社目の経営を担うスーパーシリアルアントレプレナー、前田一成社長。学生時代よりアジアで成長する10社以上のベンチャー、スタートアップへの投資、事業構築および各種アドバイザリーを行ってきたという前田社長は、クララオンラインと電通の合弁会社であるスポーツITソリューションの代表取締役、クララオンライン チャイナの現地社長、中国からの帰国後、日本アグリファーム株式会社の代表取締役を経て、2014年7月には今回インターン生を募集しているアグリホールディングス株式会社を起業し経営の舵を切るという「起業・経営のTHE PROFESSIONAL」。
 前田氏のもとで「起業・経営」のセンスを磨きながら、上記に書いたような100年に1度の日本の大変革期を牽引し、農業界の次の100年を築くことにチャレンジしたいという方は、ぜひご応募ください!

期待する成果 民間企業の農業参入を支え、農業への新しいニーズ・市場を開拓し、日本の農業をグローバルで戦える成長産業へと発展させること。
仕事内容

民間企業の農業への新しいニーズ・市場を開拓し、「企業×農」をテーマにしたコンテンツを数多くプロデュースする仕事。

●STEP1:企業ニーズと農業ビジネスをとことん知り尽くす
 最初の1~2ヶ月は、先輩や社長のアシスタント業務、企業へのヒアリング・インタビューなどを通じて企業が農業参入に求める真のニーズ・メリット・デメリットは何か、参入する際に何に困っているのかなどを知り尽くすとともに現場感を養っていきます。加えて、農業ビジネスについて理解を深めるのも大切な仕事です。連携してる農家の方々が企業と連携するメリットを正確に把握するのはもちろんのこと、地域ごとの農業の特色や、農作物ごとのシーズン、天候との付き合い方などを学ぶことも必要になってくるでしょう。加えて、自社の立ち位置やサービスの良し悪しを競合環境や市場環境から理解し、市場優位性や競合優位性をきちんと把握しておくことも重要です。

●STEP2:民間企業の農業参入ニーズを開拓し、「企業×農」をテーマにしたコンテンツをプロデュース
  STEP1と並行して徐々に業務のボリュームを増やしていくのがSTEP2です。農業参入のニーズを持つ企業を探し、農家と連携しながら企業のニーズに合わせた農地の活用法などを企画・提案していきます。例えば、今後義務化される従業員のメンタルヘルス・ケアを視野に入れた自社農園を活かした従業員向けの園芸セラピー、普段お店で提供しているお米を自社栽培し「稲作体験ツアー」を企画・実行することで新しいお店の顧客開拓を狙うマーケティングとしての農業参入など、その姿かたち・新しい農業の種はあなた次第で無数に生み出せるでしょう。企業と一緒にイベントやキャンペーを仕掛ける際には、イベントのコンセプトづくりや企画だけをするのではなく、イベント運営のオペレーションを組んだり、イベントの集客を担ったり、スタッフをマネジメントするといったことも大切な仕事です。まさにあなたから、次の農業界の100年を築き上げるプロデューサーとして、高付加価値な「企業×農」のコラボレーションのシーンを数多く世の中に打ち出していきます。

これら、STEP1・STEP2のプロセスにおいては、アグリホールディングス社のメンバーもまだまだ「決まった答え」を持っている訳ではありません。まさに自らが事業主として、試行錯誤を繰り返し、日本の大変革を演出する一メンバーとして、様々なトライ&エラーを繰り返しながら、農業界の次の100年を切り拓く仕掛けを数多く打ち出していきましょう!

得られる経験 ・農業界における課題、今後増えていく具体的なニーズなどを構造的に把握し肌で実感する経験。また、それらに対するソリューションを自ら考え導き出し、場合によっては今回のインターンを通じて仮説検証ができる経験。
・クライアントニーズに沿ってゼロからソリューションを提案するかたちでの市場開拓型、顧客開拓型、プロデュース型の営業経験
・スーパーシリアルアントレプレナーのもとで真の起業センス、経営センスを磨く経験。
対象となる人 ・100年に1度の日本の大変革期を牽引し、次の新しい100年を自ら築くという覚悟をもってワクワクしながら楽しめる人
・オールドエコノミーな農業界を刷新することに根気づよく粘り強く挑める人
・トライ&エラーが繰り返されても情熱をもって諦めず楽しみながら仕事に取り組めるメンタリティを持っている人
事前課題 青山ファーマーズマーケットに参加し出展者をヒアリング。出展者の農業にかける想い・農業の捉え方、商品の特徴、商品販売の狙いをまとめ、商品の競争力を分析、課題と解決策をまとめる。
期間 6ヶ月間以上(担当コーディネーターとご相談ください)
勤務条件 【勤務頻度】
学期中:週3日以上
休暇中:原則、週5日フルタイム
【勤務時間】9:00~21:00の間で8時間(時間は応相談)
*担当コーディネーターとの面談の際に、勤務条件に関しては随時相談をして決めます。
勤務地 表参道を拠点に1都3県が中心。
活動支援金 活動支援金および交通費実費支給(詳細は担当コーディネーターへ)

受入団体紹介

世界の新しい時代を代表するAGRI&FOOD Companyになる

世界の食糧問題、世界同時発生的な食の流行、TPP、食と農業の戦略的支配を狙う野心的な試み(遺伝子組み換えやF1種子)、エネルギー問題、異常気象、高齢化と担い手不足、耕作放棄地の問題など、世界と日本の農業と食は大きな転換点を迎えています。前向きにとらえれば、イノベーションが最も求められている業界ともいえ、若い力や革新的な試みを導入しやすい環境にある農業と食。アグリホールディングス社では、若者が関わり、事業が生まれやすい成功できる市場環境をつくり、新規事業、海外展開事例、起業家の数を増やすことで、日本の農業を刷新し、産業の競争力を高め、世界で戦える産業にすることを大ミッションに今日も挑戦を続けています。

アグリホールディングス株式会社
■事業内容:
・農場展開事業
・日本食ブランド事業
・日本酒市場開拓事業
・企業ファーム運営事業
■設立:2014/7/31
■代表者:前田 一成
■従業員数:20名(グループ合計)
■資本金:4680万円
■売上高:1億4000万円(2015年計画)
■HP:http://agri-hd.com/

経営者・スタッフ・インターン生からのメッセージ

日本の農業に新たな歴史を作る

・農業は変わる 2000年の歴史に新たな1ページを
アグリホールディングスは日本の農業に新たな価値を創出し、世界でも競争力のある産業に変えていくことを目指しています。30Years Visionのひとつとして、「日本のAgriとFood Cultureを世界に、世界を豊かに」掲げ、日本の農業の二千年の歴史に新たな1ページを作ろうとしている会社です。

日本の農業、特に稲作ですが、普及してから約二千年の間、お米は日本人の命を繋いできました。日本の歴史上政治的にも経済的にも最も関わりが深い作物は「稲、お米」だったと言えるでしょう。時代ごとにその役割は変わってきましたが、産業革命以降、日本では明治以降の工業化、都市化の流れの中で米や農業・農家の存在は徐々に政治、経済の中でも強い立場ではなくなったように思います。現在では都市で生活する人から農業は縁遠い存在になっています。都市で生活する人からすると、どこからともなく米や野菜がやってきて、消費している、というのが実態でしょう。また、「農業」というと高齢・衰退というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかしこれから、日本の農業は確実に変わっていきます。違う表現をすれば、今すぐ変われなければこの産業自体をこの国に残せないのです。アグリホールディングスはその変わる時代の農業に良いモデル、エコシステムを創っていきたいと考えています。

・グローバルマーケット - シンガポールのおにぎり屋SAMURICE - 輸出のマーケットシェア
これだけ古い業界(オールドエコノミー)の中で、若い人が今から入って活躍できるのか、そういったQuestionがあるかと思います。それに対しては「大いに活躍できるチャンスがある、むしろ若い人が入らなければならないし、業界も求めている」と私は感じています。しかし仕事をするアプローチはドラスティックに変えなければなりません。まず自ら「出口」をつくる、そして「売れるものを生産」することが必要だと考えています。私たちも日本米をどのようにマーケットを広げるかを考え、その活路を海外に求めました。結果としてシンガポールにおにぎり屋をつくり、幸運にも順調に推移し、日本米の消費をつくり出すことに成功しています。そしてシンガポールで消費されるお米を日本で作り輸出する、そんな取り組みをしています。僕らの目指すのはたった3000〜4000トン程度しかない、これだけ美味しい日本米の輸出に、数パーセントでも貢献することができればと思っています。日本酒も米を加工してできた製品ですが、これも同様に輸出拡大に貢献していければと思っています。世界とつなぐ仕事、世界で拓く仕事が日本に貢献できる若い世代こそができる仕事なのです。


・ローカルバリュー 地方も元気になる
輸出や世界はそのような取り組みになっていますが、日本でも農業は可能性があると思っています。上で触れたように、農業や自然での経験が少ない都会の人達は、それらを体験し触れ合う機会を求めています。また、都会で働く人達の多くは生活や心身のバランスを崩しています。そういった人達にバランスを整えたり、リセットする、ものをつくることで自信を与える、仲間の普段持っていない表情や長所に気づく、そんな機会もサービスとして提供していきたいと考えています。また、生産、卸、小売のように分断されてしまっている関係も、小売が生産に取り掛かるきっかけ作りなどもしながら、都市と農村の交流、人やモノの行き来が増えるような取り組みもしています。結果として地方も都市も元気になる、アグリホールディングスの仕事を通じてそんな社会づくりに貢献していきます。

・農業という産業には起業家 Entrepreneur が必要
農業は生産を中心に行われてきた産業ですが、今後はその枠組みを一度取り払い、構造を見直す必要があると思います。工業であれば当然のことですが、どのようなものが売れるか、人々や時代の課題を解決するか、生活を便利にするかを考え、企画し、ようやく生産に入っていきます。この発想が農業にはもっと必要です。人々を健康にする製品を、どういう農産物を活用してつくるか、加工技術やパッケージも検討する。海外で食べてもらえる美味しいものを、どの国で売るために何を作るか、運び方や売り方まで考えてから生産計画を立てる。このように、これからの農業はInnovation(イノベーション)思考が求められる、つまり農業という産業にはEntrepreneur(アントレプレナー・起業家)が必要なのです。

代表取締役 /  前田 一成
1984年生、東京都出身。2006年よりアジアで成長する10社以上のベンチャー、スタートアップへの投資、事業構築および各種アドバイザリーを行っている。2010年から3年間クララオンラインと電通の合弁会社、スポーツITソリューション代表取締役、2011年から中国北京にて2年間クララオンラインの現地社長を2年務め、2013年3月に帰国。以降、日本の強みを磨き出す、世界で戦う経営者集団、企業集団をつくることをビジョンに活動している。2007年一橋大学商学部卒、2012年北京大学EMBA修了。2013年7月日本アグリファーム株式会社の代表取締役に就任。2014年7月アグリホールディングス株式会社を設立。

■スタッフ/インターンの一言

初めてだからこそ、自分がどこまでやれるか試せる環境
国際唎酒師 店舗・貿易担当マネージャー/ 小畑 直美
日本の伝統工芸品の一つである日本酒を世界酒にしたい、そんな想いからこの会社と関わることになりました。でも私が学生の頃からこれをやりたいと思っていた訳ではなく、自分のやりたいことが分かっていた訳ではありません。色々な出会いや、きっかけでやりたい事は見つかると思います。この会社では大きな会社組織のようにすでに決まっている事や、既に形がある物の中で仕事をするのではなく、みんなで協力し合いながら、ないものを形にして造り上げていく、という環境です。色々な人と関わりながらプロジェクトを進めていく中で、自分がやりたい事や得意分野など、自分を知るきっかけができると思います。「初めてだからこそ、自分がどこまでやれるか試せる」という言葉は、私が入社したときに社長から頂いた言葉です。チャレンジする事で自分がどこまで出来るかが分かり、本当に自分がやりたい事も見えてくると思います。この会社での経験は、今後必ずどんな環境に入っても活かせると思います。一緒にチャレンジしていける方、お待ちしてます!

ぜひチャレンジを!
インターン(貿易およびシンガポール担当、東京大学四年生)/ 紺野 文敬
 私は、就活を目前にして、大学四年次から休学をしてインターンに臨んでいます。なぜ休学をしてインターンに臨もうと思ったかというと、“とにかく何かを頑張り抜き、成功体験によって自信をつけたい”という想いが根底にあったからです。インターン先を探す中で社長とお話をさせていただき、「この会社は、とても大きいところを目指しているな!」と感じたのが一番の決め手となり、始めさせていただきました。
 インターンを初めてまだ間もないですが、エクセルを使えないところから始まって、思っていた以上に自分は仕事ができないなというのが実感です。笑 ただこの期間の中でも“言われたことはきちんとやる”“同じミスは繰り返さない”など、多くのことを社長から学びました。また、設立間もないということだけあって、何から何まで初めてというような実感をうけます。そのおかげで“わからないことがあっても、とりあえずやってみればなんとかなりそう”という考え方ができるようになりました。
 この会社は、日本の米の輸出の数%に貢献し、日本の農業を変えようという大きな志の下、まさに走り始めたばかりの時期にいます。この大きな躍動感の中で、日本の農業革新の一翼を担いたいと意気込む方や、やりたいことは明確でないけどとにかく大きな事業に携わりたい・頑張り抜きたいという方、一緒にがんばりましょう!

ETIC.の担当スタッフから一言

同社WEBサイトを隅々まで読み込んだうえで、
(1)企業の農業参入の市場環境
(2)TPP問題
(3)世界の農業
(4)政府が進める農業改革
についてさらに色々な手段で調べ、深く理解しておこう!

本プログラムへの参加に関心がある方は、まずはインターンシップ活用セミナーにご参加ください。

(過去にインターンシップ活用セミナーに参加したことが
ある方は個別キャリアコーチングにご参加ください。)

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