受入企業情報

音楽の力は社会に活かせる!事業として音楽を活用し、介護の現場の問題解決をする
株式会社リリムジカ
2015/02/12 更新
急成長中のソーシャルベンチャー、4人目の創業メンバー募集!介護=奉仕という常識をぶち壊せ!真に顧客に喜ばれる要介護高齢者向けサービスを共に創る!
人の手を借りて日常生活を送る「要介護状態」。ひとたび要介護状態になると、その人をとりまく人間関係は固定化します。私たちは音楽をツールに要介護高齢者を取り巻く人間関係をときほぐし、人が自分らしく生きられる社会をつくります。リリムジカは、まだ、社員3人のソーシャルベンチャーのスタートアップです。4人目の創業メンバーとして参画し、150%成長のソーシャルベンチャーで、社会事業創造・起業・経営の基礎体力を磨きたい方、お待ちしています!

募集要項

●75歳以上の5人に1人が介護を受けて生活している時代
はじめまして。リリムジカ代表の管 偉辰(かんいたつ)と申します。突然ですが、皆さんのおじいさんやおばあさんは、今何歳でしょうか?私(1986年生まれ)は母方の祖母だけが健在で、今83歳です。
実は、日本には現在400万人以上の要介護者がいます。要介護というのは「生活をするために何らかの助けが必要」と判断された状態のことです。75歳以上だと5人に1人が要介護の判定を受けています。
要介護状態になると、生活はどのように変わるのでしょうか?
生活の範囲がとても狭くなります。
毎年出ていた同窓会に出られなくなる。
年1回の旅行に行けなくなる。
300メートル先のスーパーに行くことも難しくなる。
自宅の階段の上り下りが苦しい。

自分で行きたいところに行けなくなると、顔を合わせるのは、面倒を見てくれる家族やヘルパーさんだけになります。老人ホームなど施設で暮らす場合、毎日顔をあわせるのは介護職員さんだけということになります。
もし私たちが、いつも同じ人とだけ会っているとしたら、どのようなことが起こるでしょうか?しかも四六時中一緒だったら。どんなに好きな人であっても、息が詰まってしまいます。
介護をしている家族には「常に一緒にいなければいけないのが辛い」という思いがあります。
施設の職員には「業務が忙しいとどうしても接し方が雑になってしまう」という声があります。

まわりの人も苦しい。
まわりにいる人を選べない要介護者は、もっと苦しい。

この「人間関係の固定化」から、介護の現場における虐待や、介護職の高い離職率などの問題が生まれています。
身の回りに「もしかして」と思い当たる人はいませんか?

●リリムジカが取り組む事業とは?
リリムジカは「心に響く音楽」という意味の造語です。私たちは、介護施設やご自宅を訪問し、参加型の音楽プログラムを実施しています。プログラムを担当する音楽スタッフを、演奏家とは区別して「ミュージックファシリテーター(誰もが楽しめる音楽の場をつくる人」と呼んでいます。
プログラムの様子:https://www.youtube.com/watch?v=fCwvfbcaqvE

要介護高齢者本人や施設職員、家族などのニーズをもとに、誰もがフラットに楽しめる音楽の空間をつくります。具体的には、共に音楽を聴いたり歌ったり、思い出話をしたり、合奏をしたりします。
なぜ音楽かと言うと、障害の有無や年齢を超えて楽しめるからです。たとえば話すことが難しくなった方でも、歌はうたえることがあります。誰もが知っている歌であれば、歳の離れた人でも共に口ずさむことができます。
リリムジカのプログラムによって、普段は介護をする人とされる人に分かれている人たちが一人の人間として共に時間を楽しめるようになります。実際に、普段は他の人とほとんどコミュニケーションを取らなかった方がプログラムで歌い、終わったあとも楽しそうに話していた例があります。施設職員からは「私自身が楽しめた。リラックスできた」という声を頂戴しました。家族からは「プログラムをとおして、母への接し方を学んでいます」というご感想もいただきました。

●4人目の創業メンバーとして、売り上げの柱を担う!
リリムジカは、まだ創業メンバーも含め、社員3名のスタートアップ期のソーシャルベンチャーです。4名目のメンバーとして参画するインターン生の責任と役割は非常に大きいです。
インターン生には、リリムジカの事業の柱となる、リリムジカのプログラム実施先施設の開拓営業のリーダーとして、売り上げの柱を担って頂きます。リリムジカの仕事の醍醐味は、スタートアップ期ということもあり、最初から最後まで、一気通貫して任せてもらえるところです。営業もアポ取りだけでなく、アポがとれた施設への訪問営業から提案、コンサルテーションまでを担い、自分の手で売り上げを上げたという営業の手応えと、自分が開拓した施設でリリムジカの音楽プログラムが提供され、施設に入居している高齢者の方の笑顔を見るところまでを見届けられるやりがいと面白さがあります。
将来的に、社会起業やソーシャルベンチャーで働くことに関心がある人にとっては、社会事業創造・起業・経営の基礎体力を磨く、またとないフィールドがリリムジカにはあります!

●めざせ、全国展開
音楽プログラムの事業は2009年から始まりました。初年度年間26回だったプログラムの実施回数は、2013年度で852回になりました。活動地域は東京から、神奈川、埼玉、栃木、群馬と広がっています。最近では長野や愛知、大阪などから「プログラムを行えないか」という声をいただきました。また、2014年3月に行ったミュージックファシリテーター志望者向けの説明会では、東京での開催にもかかわらず兵庫県から来た参加者もいました。そこで私たちは2017年1月までに日本全国47都道府県でミュージックファシリテーターが活動できるようにするという目標を立てました。

全国で待っている要介護高齢者、介護施設運営事業者、そしてミュージックファシリテーターを志望する音楽家のために、共にがんばるインターン生を募ります!

▲リリムジカは「心に響く音楽」の意。介護の現場で参加型の音楽プログラムを行うのが私たちの仕事です。

▲コンサルタントや弁護士、起業家らと協働して事業を運営しています。多様な社会人と接することができるのもリリムジカのインターンシップの魅力。

期待する成果 代表の右腕兼営業リーダーとして成果を出すこと。2014年度の営業目標は、83カ所の介護施設でのプログラム実施です。2013年度の実績が42カ所ですから、倍増を掲げています。
最初の2週間~1ヶ月でリリムジカのプログラムや事業を体感します。その後営業リーダーとして目標達成に力を注いでいただきます。
仕事内容

(1)プログラム実施先施設の新規開拓

営業リーダーとして、2015年度の営業目標を達成させることを目指します。
リリムジカの営業は、ゼロからお客様の感謝を生み出すところまでを一手に担います。
単なる営業100本ノックではなく、自分でとったテレアポが自分の仕事になり、その後の成約までの責任を自分が担うというのが、リリムジカの営業の醍醐味です。
また、自分の営業の仕事が、同時にミュージックファシリテーターの仕事を創ってるという責任も重大です。自分が営業で契約をとらなければ、ミュージックファシリテーターの仕事がいつまでもないという状況になります。自分の営業の仕事がミュージックファシリテーターのお給料を支えているという緊張感とプレッシャーは、自分自身をとても成長させてくれるはずです。
また、営業方法がまだまだ確立していないスタートアップ期の会社だからこそ、改善できる点は無限に存在します。営業トーク、営業資料、成約までのフォローの在り方、成約後のミュージックファシリテーターたちとのコミュニケーション含め、今あることが正解ではなく、代表と共に、より良いものにしていくことも期待されています。将来多くの人と関わりながら物事を成し遂げたいと思っている人には絶好のポジションです。

得られる経験 ・スタートアップ期のソーシャルベンチャーで、事業創造・起業・経営の基礎体力を磨く経験
・営業リーダーとして、会社の売り上げの柱を担う経験
・音楽の力を活用し、事業として介護の問題解決をするという実体験
・誰もが関わる近い将来、関わることになる介護の現場の現状を知り、その課題を解決する経験
・会社の名前ではなく自分の力で取引をまとめ上げる経験
・営業力を鍛えたい人

※インターン生の体験記もご覧ください。
2013年7月~2014年3月 渋谷慧佑
 http://www.etic.jp/naiteigo/exp/308
2013年8月~2014年1月 渡辺健太郎
 http://www.etic.jp/naiteigo/exp/329
対象となる人 ・音楽の力を活用した、社会課題の解決に関心がある人
・急成長中のソーシャルベンチャーに参画し、まさに事業が急拡大するその過程にコミットしたい人
・継続性のある事業を通じて社会課題を解決したい人
・介護や福祉の世界に関心のある人
・営業力を身につけたい人
・営業力・提案力・交渉力を高めたい人
・受身ではなく自ら動いて機会を生み出す人
事前課題 「介護と私」または「高齢者と私」というテーマで作文を書いてください。

フォーマット:ワード(写真やイラストの挿入可)
分量:A4サイズ1~2枚。
※選考の過程で最低2回プログラムの見学をしていただきます。
期間 6か月以上
勤務条件 【勤務頻度】
◎学期中:週2.5日以上
◎休暇中:原則フルタイム勤務
【勤務時間】
9時00分~18時00分(応相談)
※土日祝日にイベントが入ることもあります
勤務地 不定。
活動支援金 あり

受入団体紹介

まだまだ創業期の会社です!

リリムジカは2008年にできた会社です。

2013年度には現場を担当するミュージックファシリテーター6名で年間852回プログラムを行いました。

しかし、規模や働き方はまだまだ創業期。
整っていないところが山ほどあります。

逆に言えば、ベンチャー企業で武者修行がしたい
あなたにとってぴったりの環境です。

たくさん失敗して、たくさん成長しましょう!

株式会社リリムジカ
■事業内容:
ミュージックファシリテーション事業
■設立:2008年4月1日
■代表者:管 偉辰、柴田 萌
■従業員数:従業員集:14名(ミュージックファシリテーター、インターン生含む)
■資本金:‐
■売上高:‐
■HP:http://lirymusica.co.jp/

経営者・スタッフ・インターン生からのメッセージ

グッとこらえて、前を向く。

僕は、普通の人です。

普通に学校を出て、普通にインターンをしていたら就職活動をしそびれて(笑)、どうしようか困っていたときに、リリムジカ創業者で現取締役の柴田と出会いました。

柴田は昭和音楽大学で音楽療法を学んでいて、「音楽療法で会社をつくるんだ!」と意気込んでいました。

面白そうだったのと、「この人はやる」と思ったので一緒に会社をつくりました。

大学は商学部です。なので、福祉や介護のことはよくわかりませんでした。
音楽も、子どもの頃にピアノを習ったくらいです。なので、「音楽、お好きなんですね?」と言われるとちょっと困ります。

会社をつくってからは、全然うまくいかなくて、もがいてばかりいました。
1期目の売上は16万円でした。アルバイトをして、実家で暮らしていました。
失敗に失敗を重ね、迷走もたくさんしました。このまま続けていても大丈夫だろうか?と心配しました。

けど、時はリーマンショック直後。

今やめても働き口はないだろう。そう思って、やり続けました。

付き合っていた彼女が妊娠したので、ますます「やるしかない」状況になりました。

たぶん、あなたがインターンシップを始めたら、社内で、社外で「理不尽だ!」「キツイ!」と思うことがあると思います。

そんなときこそ、グッとこらえて、前を向いて欲しい。たぶん、またすぐに右ストレートが飛んでくるでしょう(笑)

いいんです。打たれたって。
いいんです。人から笑われたって。

何度でも前を向く。立ち上がる。
その姿勢が、いつか人の心を動かします。

あなたにあえるのを、楽しみにしています。

代表取締役社長 /  管 偉辰(かん いたつ)
一橋大学商学部卒。2008年、創業時代表の柴田 萌と共に株式会社リリムジカを設立。
2011年に柴田と交代して代表取締役社長に就任。
プログラムを実施する介護施設の開拓やミュージック ファシリテーターの後方支援に尽力。

■スタッフ/インターンの一言

はじめは『仕事にならない』と言われながらも、気付けば5年
取締役 ミュージックファシリテーター/ 柴田 萌
私が大学で「音楽療法」を学んでいた当時、専門職は少なく進路に悩みました。その一方で「私の学んだことは必ず社会の役に立つ!」という確信がありました。大学4年に上がる直前「会社を作ろう」と決心。卒業直後、管と共にリリムジカを立ち上げました。現在のサービスである音楽療法を基にしたプログラムの内容は、介護現場の皆さんの声を聞きながら作り上げてきたものです。「仕事にならない」といわれてきた分野で仕事を作り続ける私たちと一緒に、介護現場の明るい未来をつくりませんか?

音楽を仕事にするということ
ミュージックファシリテーター/ 梅田 果歩
幼い頃から音楽に親しみ、将来は音楽に関わる仕事をしたいと漠然と思っていました。中学1年の時に「音楽療法」という言葉を知り興味を持ちました。音楽の持つ力や人に与える影響について学んで、一人でも多くの人にその素晴らしさをお伝えしたいという思いから勉強を始めました。
その反面、ミュージシャンなら誰でも経験するであろう心の葛藤もありました。自分の好きなジャンルを追求したい、表現したい、という思いと、参加者さんが望んでいるものとのギャップです。学生時代に実習でリリムジカの現場に同行させていただいたことは私にとって貴重な経験でした。音楽を通して多くの方々と出会い、ふれあい、一つの空間を共有する。寄り添うことの意味・大切さを学びました。
ジャズに興味を持ったこともよかったです。音楽が対話であり、コミュニケーションツールであることを再認識できたからです。
昔を思い出し、笑ったり、うきうきしたり、懐かしさに時に涙したり。そうした一瞬一瞬を音楽を通して共有できるのは喜びです。プレーヤーとしてでは得られない感動を日々味わっています。
皆さんも音楽に関わる仕事をしてみませんか?

『血』はあるか
インターン生 神奈川エリア営業担当/ 渋谷 慧佑
この文章を読んでいるあなたは、高齢化が一つの社会的課題だとご存知でしょう。それでは、その高齢者福祉の現場をご存知でしょうか。
「事業を回す上で最も大切なものはロジックではなく『血』だ」「『血』とは生の声から出てくる現場のニーズであり、また何としても人々に価値を提供したいという提供側の熱意である」と聴いて以来、私はそれを得る場を探していました。

「こういうことをやってみたいです」「ではやりましょう、渋谷さん主体で」
リリムジカに入ってから何度、この会話を交わしたかわかりません。ここに決まった仕事はありません。会社における自分の肩書も、最初の仕事も、すべて自分で決めました。「やりたい」が全ての原動力です。あなたの「やりたい」を実現し、『血』を得る場がここにあります。

高齢化は大きな社会的課題です。高齢者福祉・介護は誰かがやらなければなりません。リリムジカは介護保険外サービスというユニークな形態から介護の現場を活性化しようとしています。その一翼を、せめてあなたと担えたら。

ETIC.の担当スタッフから一言

■事前に調べておこう
※株式会社リリムジカ創業者・現取締役 柴田 萌代表【EIP11期生】のインタビューを読んでおいてください。
http://www.etic.jp/special/superior/shibata
※インターン生の体験談を読んでおいてください。
2013年7月~2014年3月 渋谷慧佑
 http://www.etic.jp/naiteigo/exp/308
2013年8月~2014年1月 渡辺健太郎
 http://www.etic.jp/naiteigo/exp/329

本プログラムへの参加に関心がある方は、まずはインターンシップ活用セミナーにご参加ください。

(過去にインターンシップ活用セミナーに参加したことが
ある方は個別キャリアコーチングにご参加ください。)

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