内定後インターンのススメ

メッセージ

内定後を、どう仕掛けるかが、その後の人生を決定づける。

最近、ETIC.では、4年生の内定後にインターンに挑戦する人が急増している。
一般的にインターンは就職活動の前にやるものだと考えられがちだ。
でも、ETIC.のインターンは「就職活動」のためのインターンではない。
自分の実力を試し、自分の限界にチャレンジし、自分を高めるためのインターンだ。

4年生の内定後は、単位もある程度取り終えた人にとっては、多くの自由な時間が手に入る。
その時間を「浪費」に使うか、「投資」に使うかは、もちろん自分次第だ。
思いっきり遊びまくる、海外旅行に出掛ける、車の免許を取りにいく。
多くの一般的な社会人の先輩は、社会人になったら、なかなか遊べないから、
長期の旅行にもいけないのだから、最後の学生生活を謳歌したほうがよい、
とアドバイスをするようだ。

でも、本当にそうなのだろうか?
内定後の貴重な限られた学生生活を、どのように戦略的に過ごすかで、
その後の人生は大きく変わっていくと思う。
今まで、内定後にETIC.を通じてインターンを経験した先輩は、
自分の人生に対して実に真剣で、誠実だ。
本当になりたい自分になるために、自分が本当にやるべきことを見定めるために、
理想を実現させるために、内定後の時間を、とことんインターンに費やしている。
自分の人生を入社する会社に委ねるのではなく、自分の頭を、自分の手足を、
自分の五感をフル活用して、みずからの道を切り拓こうと努力を重ねている。
今まで内定後にインターンを経験した先輩たちには、こんな人がいた。

将来は貧困問題を解決できるソーシャルビジネスを立ち上げたい。だから、まずは民間企業で数年間、ビジネス経験を積むことにした。でも、貧困問題に直接関与し、貧困層に対して事業を展開している社会起業の現場で経験を積むことで、入社した会社で、どんな能力を磨くべきかよりクリアになるはずだ。

入社を決めた会社は、自分がやりたいテーマとは少なからず近い事業をやっている。でも、本当に自分がやりたいことを事業にしているのは、実は小さなNPOだ。新卒採用は行っていないNPOだけど、リスクがないインターンだからこそ、中に入り込める。半年間で自分が本当に進むべき道を見定めたい。

入社する経営コンサルティング会社は、お客さんに上からアドバイスする立場になってしまう。利益を一円でも多く稼ぐとはどういうことか、コストを一円でも抑えるとはどういうことか、実業で戦う経営者たちが、どれほど経営で苦労しているのかを、理解できるコンサルタントになりたい。だから自分は起業家のもとで実業を経験したい。

入社する商社は、取引先の多くが大手企業。でもこれからの日本の産業を支えていくのは中小企業やベンチャー企業だと思う。今後、モノを右から左に流すだけではますます商社の存在意義が失われる。ベンチャーの世界を経験しておくことは、新しいマーケットを模索している商社において大きな武器になるはずだ。

内定後のインターンの戦略的活用方法は、人によって様々だ。
でもその経験を積んだ先輩たちは確実に、自分の理想とするキャリアや、
実現したいことにむけて突き進んでいる。

そして、内定後のインターンは抜群の成果を生み出し、
起業家から大きな信頼を獲得しているケースが多い。
それは、1年、2年時のインターンよりは、時間も割けるし、
自分は何が得意か、何に興味があるか、何を深めるべきかも比較的、具体的になっている。
だからこそ、起業家のパートナーとして、
事業の成長に大きく貢献できる可能性を秘めているのだ。

ぜひ始めて欲しい。あなたなりの内定後インターンを。
あなたの夢の実現を、とことん応援したいと思っている。